actday。

~ 少しでも気持ちが楽になりますように ~ 

【要点だけを簡単に】介護サービス利用の流れ

①市区町村の福祉窓口に連絡する

介護・福祉サービスが必要かどうかは別にして相談の段階で電話しても大丈夫です


②介護の申請をする

市区町村の役所の福祉窓口や地域包括支援センターなどに要介護認定の申請を行います
これは本人かご家族の方が行っても問題ありません


③訪問調査

申請をしてから市区町村は訪問調査を行います
この訪問調査で本人の心身の状態を調べます


④介護認定審査会

訪問調査の内容と主治医の意見書などの資料をもとに介護認定審査会を開き介護認定が行われます


⑤要介護度の決定

介護保険では、要介護度に応じて受けられるサービスが決まっていますので、それに基づきサービスの利用が始まります


⑥介護(介護予防)サービス計画書(ケアプラン)の作成

介護支援専門員(ケアマネジャー)が、本人や家族の希望、心身の状態を充分考慮して、介護サービス計画書を作成します


⑦介護サービス利用の開始

介護サービス計画にもとづいた、さまざまなサービスが利用できます


まずは一人で悩まないでください

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

ツイてるねノッてるね

以前お話しした「話が急展開のおばあちゃん」覚えていますか
 
とても楽しそうに話し始めたのに最後は悲しい話になってしまうおばあちゃん
 
そのおばあちゃんの歩行訓練の時のお話しです
 
いつものように15mほどの長い廊下を杖を使用したおばあちゃんと歩行訓練をしてました
 
その廊下には手すりが付いており、その手すりは木で作られていました
 
以前から何度もこの廊下で歩行訓練をしているのですが、その日のおばあちゃんは違いました
 
ふと立ち止まり、その木の手すりをまじまじ見始めました
 
「どうしたんですか」と僕が聞くとおばあちゃんは
 
「いまどき木の手すりなんて珍しいね~」
 
そう言って杖を僕に渡してきました
 
「そうですね、やっぱり木だとぬくもりが・・・」
 
と、僕が言いかけている途中でおばあちゃんが急に
 
「本当に珍しいよ~しかもしっかり着いてるね~」
 
そう言いながら両手で手すりを持ち、まるで綱引きでもするように、全体重を足に乗せて手すりを引っ張り始めたのです
 
「ほらっほらっほらっ」ともうノリノリで
 
とうてい99歳のおばあちゃんがする事ではありません
 
もうびっくりです
 
もちろんそんな程度では手すりは取れませんが手を滑らせては大変と思いそっとおばあちゃんの背後につきましたが
 
そんなことはまったく気にせずおばあちゃんは全力で引っこ抜こうとしてます
 
引っこ抜けない事がわかると感心したように
 
「ちゃんと着いてるね~」と嬉しそうに歩き始めました
 
しかもそれを場所を変えて片道3回、往復で6回繰り返しました
 
いやぁ~本当に抜けたらどうするのさ(苦笑)
 
一口メモ
握力は測定器さえあれば簡単な動きで安全に測定する事ができます。その為、高齢者の筋力測定に適しており、しかも、握力は下肢の筋力やその他多くの部位の筋力と相関関係が高いため、全身の筋力の程度を知るための指標として使用する事ができます。
デイサービスなどで握力を毎月測定するのは、このような理由から行っている場合が多いです。
目的は、今の握力を維持出来ているかが大事ですので、平均の握力と比べる必要はありません。

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

優しさに勝るものはなし

これは節分の話(なぜ今?)
 
うちのデイでは節分の時にお面を被った鬼が現れます(僕です)
 
その鬼に対してお豆をぶつけて厄を払ってもらおうというイベントですが
 
うちのデイでは、袋に入った甘納豆を使います
 
その方が終わった後、皆さんで食べていただけるのと掃除が楽だからです
 
今回も事前に今日は節分である事と、鬼が現れたら「鬼は外~」と投げてくださいと説明をして二袋ほど各利用者様に配りました
 
僕が鬼のお面と赤いTシャツを片手に別の出入り口から部屋を出て、スタンバイをした後、テラスから現れるという段取りです
 
Tシャツを着て準備をしているとデイの部屋の方から「○○さん食べちゃだめです~」と介護士の声が聞こえる中、僕はスタンバイが終り、意気込んで部屋へと入りました
 
「鬼だぞ~」
 
今にして思えばもう少しほかの言い方は無かったのかな~とは思いますが、もう過去の事なのでそのまま書きます
 
「鬼だぞ~」
 
と、僕はゆっくりとテーブルを回りました
 
介護士の方が「鬼は外~」と甘納豆を投げる中、おばあちゃん達は、テーブルを回る僕の手を取り、そっと甘納豆を渡してくれます
 
Σ(・□・;)
 
お面の内側ではきっと僕はこんな顔をしてたはず
 
介護士の奮闘もむなしく、無事に僕は、おばあちゃん達からすべての甘納豆を回収してしまいました
 
そう、それはまるでハロウィンのシステム
 
しょうがなく僕はその場を後にしましたが
 
後でおばあちゃん達に聞くと「投げるなんてかわいそうで出来なかったよ~」という事でした
 
それを聞いた僕は二重の意味で鬼の目のも涙でした(チャンチャン)
 
 
一口メモ
季節のイベントは、おじいちゃんおばあちゃんにとって一年の流れを実感してもらうチャンスです
中には、すぐに忘れてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが
家であっても簡単でいいので季節を感じる事、例えば、塗り絵や折り紙など、その時その時の季節に触れる事で印象に残る事もあります
また昔の事を思い出したり、普段の話のキッカケになる事もあるので、是非一緒に季節を感じてみてください

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

眠気に勝つ方法

以前もお話をしましたが、うちのデイサービスは麻雀をレクリエーションとして行ってます
 
昔からやってた人や、デイサービスに来られてから始めた方もいらっしゃいます
 
今回のおじいちゃんは昔から趣味でやっていた程度なので特に麻雀が強いという分けではないのですが、いつも麻雀を楽しみに来てくれます
懐メロが好きでCDを沢山持っていてデイサービスに来る時は自分が聞きたいCDを持参してきてくれます
 
そして、今日も白熱?した麻雀が繰り広げられてる中
そのおじいちゃんが眠そうにしていました
見てるとだんだんと瞼が降りては目を開いて、また降りては目を開いてを続けてました
 
僕はそのおじいちゃんに少し休む事を提案したのですが「大丈夫」と言って麻雀を続けます
 
それでも見ていると眠いのか、だんだんと瞼が降りては開いてを繰り返してます
 
そのうちそのおじいしゃんは介護士を呼びました
 
そして介護士の方に何かを話しました
 
話を聞いた介護士は目をまん丸にして言われたことをオウム返ししておじいちゃんに確認をしました
 
力強くうなずくおじいちゃん
 
怯えた顔をしている介護士
 
そして介護士が席を外しあるものを手にして戻ってきました
 
もう一度おじいちゃんに確認する介護士
 
答えは変わらないおじいちゃん
 
介護士は観念した顔してしぶしぶと手に持っていたガムテープを小さく切り取りおじいちゃんの瞼に貼りつけたのです
 
瞼に貼った逆を眉毛に着かないよう引っ張りながら貼り付け強制的に瞼が下に降りないようにしたのです
 
その姿はまさにビートたけしがやりそうなコントそのもの
 
結局テープはすぐに取れてしまったのですがその数十秒は目を吊り上げて無双状態にも見えました(あくまでも見た目)
 
それ以来ガムテープの依頼は来ませんが楽しんで麻雀をやっているようです
よかったよかった
 
 
一口メモ
おじいちゃん、おばあちゃんの方から色々と要望を言われる事があるのですが、基本的には最初の一言目は肯定します
例えば、「家に帰りたいからもう帰っていい?」など言われる時があるのですが
どうして家に帰りたいか一旦お聞きした上で、特に問題がなければ、「帰っても大丈夫なんですけど時間にならないと家族の方が帰って来ないのでその時に家まで送りますのね」と言った具合に一度受け止めてから話を続けてみてください
最初から「ダメです」や「無理です」と話してしまうとおじいちゃん、おばあちゃんが構えてしまいます
ちなみに認知症の方であっても対応は同じです

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

もうしわけない

うちのデイサービスは麻雀もやっているんです
なので男性の利用者様も結構いらっしゃいます
 
そんな利用者様の中にマッサージをした後、必ずダジャレを言うおじいちゃんがいるんです
 
それもいつも同じダジャレを・・・
 
その方は軽い認知症があり、短期記憶を覚える事ができません
 
リーチをかけたあと自分の牌を伏せて当たり牌が出るまで待つのですが、いつも途中で忘れてしまって、伏せた牌をまた立てて確認してました
(麻雀知らない人ごめんなさい)
 
あと、何度も同じ話をする事がありましたが、麻雀の点数を数える事が出来るのでとても助かりました
(短期記憶だけで昔覚えて長期記憶となっているものは覚えてます)
 
マッサージの時はベットに寝転ぶ為、厚い上着や、眼鏡、帽子などお預かりをして行います
 
その時も眼鏡と帽子を預かりマッサージを開始しました
 
マッサージをするとすぐに寝てしまうのでマッサージ中はあまり話したことは無いのですが、たまに起きていて話をすとやはり昔の話で同じ話をしてくれます
 
しかしこの時はいつもと違う事が起こりました
 
マッサージが終ったので、横たわっている状態からベッドに座らせて靴を履いてもらい
 
そして眼鏡を渡し、帽子を渡そうとしたら時、おじいちゃんが手を滑らせて帽子を床に落としてしまったのです
 
僕は慌てて帽子を拾いその利用者様にお渡ししました
 
するとおじいちゃんはにやりと笑って一言
 
「ぼうしわけない」
 
と、言ったのです
 
油断していたのか、言った後のその利用者様の自信に満ちた笑顔がツボったのか
 
不覚にも僕は笑ってしまったのです
 
その利用者様は満足したようにその場を去っていきましたが
 
この日からマッサージが終り、帽子をお渡しすると必ずそれを言うようになりました
 
もちろん都度笑ってしまいます
 
 
一口メモ
高齢者になるにつれて短期(直前)の記憶が覚えられないという事がよくあります
同じ話を何度もしてしまうのも、話したことを忘れてしまっているからなのです
ここで「それさっき聞いたよ」と言ってしまうのは良くありません
認知症の進み具合にもよるのですが、自分では話した記憶が無いことに混乱してしまう場合があるのです
人によっては「そう?でもいいじゃないの」とか「私ったら忘れっぽくて困ったね~」とか自分が忘れっぽいという事を自覚している人がいますが、短期記憶が覚えられなくなった初期の頃というのは自分自身も「何かおかしい」と不安に思っているのです
なのでその時期を乗り越えるまでは、ぜひ何回でもお話を聞いてあげてください

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

それでも楽しい思い出

もうすぐ100歳になる元気なおばあちゃんのお話し

少し耳が遠いけど話がとても大好きで今日もマッサージを受けてるときに話に花がさきました

でもそのおばあちゃんの話にはひとつだけ問題があるんです

 


いつものように他愛もない話題から話しました

僕「桜満開ですね~見に行かれましたか」

おばあちゃん「そうね~桜ね~そういえば妹の所の桜が綺麗でね」

僕「あっそうなんですね、妹さん近くに住まわれてるんですか」

おばあちゃん「そうそう毎年旅行とか行ったりして」

・・・と、こんな感じで楽しそうに話すんです

 


こっちも楽しそうに話すおばあちゃんに合わせて相槌もリズミカルになるんです

「それでどうしたんですか」みたいに

その時もそうでした

僕「へぇ~それで今年も一緒に行かれたんですか」

おばあちゃん「そんな妹も去年亡くなっちゃんたんだぁ・・・」

(; ・`д・´)

そうこのおばあちゃんの話は、どれだけ楽しい話であっても必ず最後に何方かが亡くなってしまうのです

それでもまた、思い出の話を楽しそうに話してくれる可愛いおばあちゃんです

 

一口メモ

高齢者の方とお話をするときは殆どの場合、高齢者の方が低い位置で話されてると思います。
座っている高齢者の横で立ったまま話すと見下ろすようになってしまい、高齢者の方もプレッシャーを感じてしまう場合がありますので、
そんな時は、しゃがんだりしてなるべく目線を同じにして話してみてください
きっと話に花が咲くと思います

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

間違えたことより大事なもの

これはとあるおばあちゃんのお話し
 
そのおばあちゃんはとても上品で物静かです
 
そして人の話を聞いては良く笑ってくれます
 
他の利用者様はそのおばあちゃんを笑わせようとよく冗談を言ってます
 
そして
 
かならずと言っていいほど笑ってくれます
 
そんな人気者のおばあちゃんを
 
いつものように迎えに行き
 
いつものようにお車に乗せ
 
いつものようにデイサービスへと向かいました
 
発車してすぐにおばあちゃんが言いました
 
「喉がイガイガするからトローチ舐めるのでマスク外しますね」
 
そう言っておばあちゃんは手さげ袋からトローチが入っているアルミパウチの袋を取り出しました
 
袋を開けてマスクを下にずらしたところで
 
僕は前を向いて運転に集中しました。
 
しかし、それから10秒もしない内に、後ろで動く気配があしたので僕はもう一度ルームミラーをのぞきました
 
そうしたら、おばあちゃんはまたマスクを下げてテッシュを手に口からトローチを出しているではありませんか
 
僕は不思議と思っておばあちゃんに声をかけました
 
「どうしましたか」
 
しかし、聞こえているはずのおばあちゃんは何故か無反応で外を見ています
 
僕はもう一度声をかけました
 
おばあちゃんは一度ルームミラーを見て僕と目が合いました
 
そしてなぜかすぐに目を逸らしたのです
 
ちょうどその時、信号で車が止まったので、今度は振り返っておばあちゃんに聞きました
 
そうするとそのおばあちゃんは恥ずかしそうに一言・・・
 
「間違えちゃった」
 
と言ったのです
 
何のことを言っているのかわからなかったのでもう一度聞くと更に小さな声で・・・
 
「入れ歯を洗うやつと間違えて持ってきちゃった」
 
えっ(; ・`д・´)
 
そのおばちゃんが持っているトローチの袋と部分入れ歯を洗浄する洗剤の袋が似ているらしく両方とも箱から出した状態で引き出しに入れてあるらしいです
 
同じようなアルミパウチの袋だったので間違えたみたいです
(いやあぶないあぶない)
 
急遽コースを変更し、うがいをしてもらうよう最短ルートでデイサービスへ向かいました
 
その間おばあちゃんは一言も話さず
 
さすがに間違えたことショックだったのかなって思ってたのですが
 
デイサービスについて車を降りる際に一言僕に・・・
 
「誰にも言わないでね(笑)」
 
 
(; ・`д・´)そ、それをずっと考えてたんですか
 
 
・・・・うん、でもその気持ち大事かもしれないっすね
 
 
一口メモ
薬や洗剤など見た目が似ているものは、箱から出して保管せずに箱のまま保管をした方がいいです
その方が、わかりやすいですし、用途も確認でき、使用期限もわかります
そのように説明をすると高齢やの方も納得してくれると思います

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします

介護で苦しんでる方へ・・・

介護をがんばらないでください

 

介護サービスを頼ってください

 

介護サービスは利用者様とそのご家族の為のサービスです

 

同じ境遇の人が必ずいます

 

だから一人で抱え込まなくていいんです

 

ブログランキング・にほんブログ村へよろしければクリックお願いします