actday。

~ 少しでも気持ちが楽になりますように ~ 

優しさに勝るものはなし

これは節分の話(なぜ今?)
 
うちのデイでは節分の時にお面を被った鬼が現れます(僕です)
 
その鬼に対してお豆をぶつけて厄を払ってもらおうというイベントですが
 
うちのデイでは、袋に入った甘納豆を使います
 
その方が終わった後、皆さんで食べていただけるのと掃除が楽だからです
 
今回も事前に今日は節分である事と、鬼が現れたら「鬼は外~」と投げてくださいと説明をして二袋ほど各利用者様に配りました
 
僕が鬼のお面と赤いTシャツを片手に別の出入り口から部屋を出て、スタンバイをした後、テラスから現れるという段取りです
 
Tシャツを着て準備をしているとデイの部屋の方から「○○さん食べちゃだめです~」と介護士の声が聞こえる中、僕はスタンバイが終り、意気込んで部屋へと入りました
 
「鬼だぞ~」
 
今にして思えばもう少しほかの言い方は無かったのかな~とは思いますが、もう過去の事なのでそのまま書きます
 
「鬼だぞ~」
 
と、僕はゆっくりとテーブルを回りました
 
介護士の方が「鬼は外~」と甘納豆を投げる中、おばあちゃん達は、テーブルを回る僕の手を取り、そっと甘納豆を渡してくれます
 
Σ(・□・;)
 
お面の内側ではきっと僕はこんな顔をしてたはず
 
介護士の奮闘もむなしく、無事に僕は、おばあちゃん達からすべての甘納豆を回収してしまいました
 
そう、それはまるでハロウィンのシステム
 
しょうがなく僕はその場を後にしましたが
 
後でおばあちゃん達に聞くと「投げるなんてかわいそうで出来なかったよ~」という事でした
 
それを聞いた僕は二重の意味で鬼の目のも涙でした(チャンチャン)
 
 
一口メモ
季節のイベントは、おじいちゃんおばあちゃんにとって一年の流れを実感してもらうチャンスです
中には、すぐに忘れてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが
家であっても簡単でいいので季節を感じる事、例えば、塗り絵や折り紙など、その時その時の季節に触れる事で印象に残る事もあります
また昔の事を思い出したり、普段の話のキッカケになる事もあるので、是非一緒に季節を感じてみてください

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